©︎2001 Studio Ghibli・NDDTM

スタジオジブリ作品の代表作ともいえる「千と千尋の神隠し」。

人気作品であるが故に様々な都市伝説が生まれています。

その中でも、少し怖い都市伝説があるのをご存知でしょうか?

それは「千と千尋の神隠し」の重要人物であるハクが、最後は八つ裂きの刑にされて亡くなったという説。

また、彼は最後に元の世界へ戻れたのか?こちらの議論もファンの間で絶えないので合わせてご紹介します。

ハクが八つ裂きの姿になるなんて想像しただけで悲しすぎますね…

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ハクの「八つ裂き説」はなぜできた?

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早速、都市伝説の内容を見ていきましょう。

「千と千尋の神隠し」の物語後半、酷い怪我をして気を失ってしまったハクに代わって千尋が銭婆のところへ行き、ハクが盗んでしまった魔女の契約印を返しに行きました。

その頃、湯婆婆はお湯屋で暴れたカオナシの件で非常に不機嫌な状態でした。

千尋がカオナシと一緒にお湯屋を出て行ったことを聞くと、「ブタになった千尋の両親を食べてしまいな」と命令します。

そこへ気を取り戻したハクが割って入り「千尋と両親を元の世界に返して欲しい」と訴えました。

弟子の言うことなんか聞きたくない」と湯婆婆は突っぱねましたが、ハクは下がりません。

髪を振り乱して鬼のように怒り狂った湯婆婆にも微動だにしないハク。

もう一度、千尋と両親を助けて欲しいと掛け合います。

湯婆婆は「そんなことをしてハクに何のメリットがある?八つ裂きにされてもいいのか!?」と脅しをかけました。

「千と千尋の神隠し」の中では2人の会話はここで終わってしまっており、なぜ突然「八つ裂き」の話が出てきたのか、最後までその背景を探ることはできませんでした。

また作中のラストで、千尋は湯婆婆に取られた本当の名前を奪い返したことで両親と一緒に元の世界へ帰ることができました。

同じくハクも自分の本当の名前を取り戻しましたが、最後に元の世界に戻れたかどうかは「千と千尋の神隠し」の中では描かれていません。

湯婆婆が「八つ裂き」と口にしたこと、ハクの最後が分からないことから八つ裂きにされてしまったと言う都市伝説が生まれたのです。

ハクが八つ裂きに処された都市伝説はホント!?「千と千尋の神隠し」に隠された3つのシーン

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ハクの最後が不透明なことによって生まれた都市伝説。

「千と千尋の神隠し」の作中に八つ裂きの都市伝説を読み解くヒントが隠されているとのこと。

1.この世界の決まり

銭婆は謝りに来た千尋たちにお茶を振る舞ってくれるほど穏やかな魔女でした。

千尋はハクが死んでしまうかもしれないこと、両親もブタの姿から戻れないかもしれないこと、自分も元の世界に帰れるか分からないなど…不安をたくさん抱えていました。

銭婆は「助けてやりたいけど、これがこの世界のルール」だと言っています。

このセリフから「千と千尋の神隠し」の世界において湯婆婆との契約は絶対であることが推測できます。

もしハクの契約内容が「歯向かえば八つ裂きにされる」という内容だとすれば…

ハクは都市伝説の通り八つ裂きを免れなかったという線が強いですね。

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2.湯婆婆との契約書

「千と千尋の神隠し」の中で契約書の内容は明らかになっていませんが、1つだけわかっていることがあります。

それは千尋が署名をした際、苗字の「荻」という漢字の中身が火ではなく「」になっていました。

つまり千尋は本当の名前を書いていなかったのです。

湯婆婆に本当の名前を知られてしまうと魔法に支配されてしまいますが、本当の名前を伝えなかった千尋の契約はそもそも無効だったとのこと。

それによって千尋は無事に元の世界に戻れたという都市伝説が存在するのです。

もしハクが本当の名前を契約書に書いていたとしたら…名前を取り戻したところで湯婆婆との約束を破れない可能性が高いでしょう。

そう考えると「千と千尋の神隠し」の中でハクは八つ裂きに処されて、最後に元の世界へ戻れなかったという都市伝説にも納得がいきます。

3.千尋の髪留め

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「千と千尋の神隠し」の最後、千尋がトンネルを出てからトンネルの向こう側の世界を振り返りました。

その瞬間、ポニーテールに結ばれた髪留めがキラリと光ります。

この髪留めは銭婆やカオナシたちが一緒に紡いでお守りとしてくれたもの。

その光が八つ裂きにされてしまったハクの最後の涙ではないかという、はかない都市伝説もあるのです。

「千と千尋の神隠し」で描かれなかったハクの最後

出典:https://matome.naver.jp/odai/2148504788181529301

「千と千尋の神隠し」でハクの最後が明確になっていなかったことによって、八つ裂きになって亡くなったという都市伝説や様々な考察が生まれました。

そして、スタジオジブリの公式ブログや宮崎監督からある発信があったとのこと。

これらによると「千と千尋の神隠し」のお湯屋がある世界ではルールが絶対だということ。

銭婆が言っていた内容と合致しますね。

また、最後にハクが千尋を見送るシーンをよく観てみると…

繋いだ手を離した後、ハクの手だけが残って映るシーンがありますね。

これは2人の永遠の別れを示唆しているとのこと。

今まで見てきた内容を総括すると、やはり2人は二度と会うことができなかったと推測できます。

ハクが最後に「八つ裂きの刑を受けて元の世界に戻れなかった」という都市伝説…

これらの材料によってほぼ確定だと思って良さそうです。

まとめ

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「千と千尋の神隠し」の重要人物、ハクの最後や八つ裂き都市伝説についての考察は以上です。

都市伝説になった理由をかんがみると、悲しいですが2人の結末を受け入れざるを得ないでしょう。

湯婆婆とハクの契約内容がとても気になりますが、もしかしたら作中にまだヒントが隠されているかもしれません。

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