こんにちは。映画「最後の追跡」は、家族を守るために強盗を繰り返す兄弟と、引退を目前に控えたテキサス・レンジャーの物語です。

何が正義で何が悪なのか、と考えさせられます。最後には感動の結末も…

この記事では「最後の追跡」のネタバレあらすじ、結末や感想についてご紹介します。

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映画【最後の追跡】の作品情報

©︎Netflix
制作年(国名) 2016年(アメリカ)
公開日 2016年8月12日
上映時間 102分
ジャンル クライム
監督 デヴィッド・マッケンジー
主要キャスト ジェフ・ブリッジス
クリス・パイン
ベン・フォスター
ギル・バーミンガム
マリン・アイルランド
ケイティ・ミクソン
配給会社 CBSフィルムズ、ライオンズゲート

映画【最後の追跡】のロケ地

アメリカのニューメキシコ州がロケ地として使用されました。
https://twitter.com/caniscausa/status/1229733694035943424

映画【最後の追跡】の主題歌

ニック・ケイヴ&ウォーレン・エリスの「コマンチェリア」や「ママズルーム」など、全16曲が映画内で使用されています。

映画【最後の追跡】の評価

3.8/5

予告編・予告動画

最後の追跡 予告編

作品概要

「最後の追跡」は、第89回アカデミー賞で4部門に選出されたヒット作品。

テキサス州の西部を舞台とした犯罪映画です。ハワード兄弟は、自分の家族が所有する牧場を守るために、銀行強盗を繰り返します。一方、引退を目前に控えたテキサス・レンジャーがハワード兄弟を追跡します。

果たして良心的なハワード兄弟は牧場を守ることができるのでしょうか?
テキサス・レンジャーはハワード兄弟を食い止めることができるのでしょうか?

登場人物(キャスト)

マーカス・ハミルトン/ジェフ・ブリッジス

引退を目前に控えたテキサス・レンジャー。
ハワード兄弟を捕まえるために尽力する。

トビー・ハワード/クリス・パイン

子供を貧困から守るため、兄のトビーと共に銀行強盗をはたらく。
優しい性格で、人を殺したことはない。

タナー・ハワード/ベン・フォスター

弟のトビーと共に銀行強盗をはたらく。
良心的であるが、過去にはいくつかの犯罪履歴を持つ。

アルベルト・パーカー/ギル・バーミンガム

マーカス・ハミルトンとタッグを組んで働く、若手のテキサス・レンジャー。
なんだかんだで、マーカスのことを慕っている。

デビー・ハワード/マリン・アイルランド

トビー・ハワードの元妻で、今はトビーとは別居している。
2人の子供と一緒に暮らしている。

ジェニー・アン/ケイティ・ミクソン

レストランでウェイトレスとして働いている女性。
テキサス・レンジャーの捜査への協力を拒む。

映画【最後の追跡】のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

ネタバレ注意

ここから先はネタバレを含みます。まだ知りたくないと言う場合はご注意ください。

映画【最後の追跡】のあらすじ【1/4】

ある日の早朝に、トビー・ハワードとタナー・ハワードの兄弟は、覆面を被り、銃を持ち、銀行強盗に入りました。銀行員を脅しバラ札のみを奪います。さらに他の銀行にも強盗に入ります。その後は、乗っていた車を地面の底に埋めてしまいました。

一方で、強盗の報告を受けたテキサス・レンジャーからは、マーカス・ハミルトンとアルベルト・パーカーが犯人の追跡を開始しました。まずは、強盗に入られた銀行を周り、聞き取り調査を行います。

引退を目前に控えていたマーカス・ハミルトンは、この事件が、自分が担当する最後の事件になるだろうと話します。

映画【最後の追跡】のあらすじ【2/4】

トビーとタナーは、トビーの母親が住んでいた家を訪れます。タナーは、性悪な父親を殺したり強盗に入ったりした罪で刑務所にいたため、弱った母親の介護はトビーが一人で行っていたのですが、その母親も最近になって亡くなったのでした。

その後、ハワード兄弟はあるレストランで食事をします。途中でトイレに行ってくると言って去ったタナーは、隣の銀行に強盗に入り、トビーの子供達の教育費分のお金を盗むことに成功します。

レストランに残っていたトビーは、レストランのウェイトレスとして働くジェニー・アンに気に入られます。トビーが会計を済ませて外に出ると、強盗を終えたタナーが走ってきて2人は逃亡します。タナーが想定外の強盗を勝手に行って予定を狂わせたことに対してトビーは怒ります。

映画【最後の追跡】のあらすじ【3/4】

マーカスとアルベルトは、レストランやレストランの隣の銀行でも事情聴取を行います。しかし、ウェイトレスのジェニーはトビーのことを気に入っていたため、トビーが払ったお金を提出することを拒みました。

マーカスとアルベルトは、次に襲われそうな銀行の近くに滞在することにしました。アルベルトは、自分もマーカスのように定年の時期まで死なずに働きたいと思っていることを伝えます。マーカスは、アルベルト一人では犯人を見つけることが出来ないから殺されることもない、と冗談を言って笑います。

一方で、トビーとタナーは、カジノに向かっていました。カジノでお金をチップや小切手に変換することで銀行強盗の証拠を消すという作戦でした。

ハワード兄弟は次に、ミッドランズ銀行を訪れます。ミットランズ銀行は彼らの強盗に協力していたので、これからの計画について話し合います。

トビーはその後、元妻と子供の住む家へ行き、牧場を子供たちに渡す旨を話しました。それから彼らに、自分のようにはならないようにと忠告しました。

映画【最後の追跡】のラスト・結末(ネタバレ)【4/4】

次の日の早朝、ハワード兄弟は大きめの銀行に強盗に入ります。お金を盗むことに成功するものの、中には銃を持った顧客がいたため銃撃戦になってしまい、タナーは脱出に際して2人の男を殺害。

脱出後も、自警隊が追跡してきます。マーカスとアルベルトも、強盗の報告を受けハワード兄弟を追跡していました。道の途中でトビーが銃を乱射しながら自警隊に向かっていき、自警隊が怯んだ隙に、タナーは別の車に乗り換え自警隊にばれずに脱出しました。

追い詰められた、トビーは一人で大勢の自警隊と銃で戦います。アルベルトはトビーの攻撃によって死んでしまいました。その後、マーカスがトビーの背後に回って攻撃してトビーを殺します。

タナーを容疑者とする証拠を掴むことは出来ず、騒動はトビー一人による犯罪として片付けられることになります。そうしてトビーのことを疑うのはマーカスだけになりましたが、マーカスはすでにテキサス・レンジャーとしての仕事を引退していました。

マーカスはトビーのもとを訪れ、どうして銀行強盗をしたのか、その理由だけ教えるように頼みます。そこに、トビーの元妻と子供が帰ってきて、マーカスはトビーが家族のために犯罪を犯したことを知ります。

感想・レビュー・口コミ


↑テキサス・レンジャーの服装や映画全体の色味や風景が、西部劇のような格好良い雰囲気を作り出しています。


↑登場人物それぞれの、はっきりとした強い想いを持って問題に正面から体当たりしていくような生き方が格好良いです。


↑この映画には多くのアイロニーと、それを作り出すための伏線がはっきりと表現されているので少し切ない気持ちになります。


↑家族を守るために銀行強盗をするのは正しいことなのか、銀行強盗と殺人では罪の重さが違うのか、など考えさせられる作品でした。

まとめ

いかがでしたか?今回は映画「最後の追跡」のネタバレあらすじ、感想などについて見てきました。

荒涼としたロケ地、優しく一生懸命な登場人物、アイロニーを含む暖かいストーリーなど…

観ているといつの間にか映画の世界に没頭してしまいます。ぜひ、「最後の追跡」を堪能してみて下さい。

ではまた次回!

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