©︎1988 Studio Ghibli

2人の少女、サツキとメイが不思議な生き物トトロに出会う物語です。

実は「となりのトトロ」のストーリーにはモデルが存在したという都市伝説、みなさんはご存知でしょうか。

そして、それが「狭山事件」と呼ばれる悪質な事件であるとのこと。

私は小さい頃からこの映画が大好きで何度も繰り返し見ていますが、この都市伝説を知った時には自分はまだまだ見る視野が狭かったなと実感しました…

今回は「となりのトトロ」のモデルについて検証していきたいと思います!

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そもそも「狭山事件」って何?

出典:https://matome.naver.jp/odai/2136782885376089801

まず、モデルになったと噂される「狭山事件」について説明していきます。

都市伝説になるほどなので「となりのトトロ」と似たようなストーリーなのでしょうか。

1963年、埼玉県狭山市に住む16歳の少女が下校途中に行方不明になってしまいました。家族が心配して探し回っていたところ、兄が玄関に挟んであった白い封筒を発見。

その中には行方不明になった少女の生徒手帳と共にお金を要求する脅迫状が入っていました。家族が警察に連絡したことで身代金目当ての誘拐事件として捜査が始まりました。

脅迫状に書いてあった場所にお金を持って行きましたが、警察の張り込みに気がついた犯人は逃走し、そのまま行方がわからなくなってしまいました。そしてその後、少女は遺体となって埋められていました。

警察が捜査を続けた末、現場に残されたスコップや少女の司法解剖から検出された体液から犯人の血液型を割り出しました。

そして候補者の中に居たある男性が犯人でない場合はもう検討がつかない、という曖昧な判断の下で男性を逮捕。

しかし、この捜査には部落差別問題や警察の自白強要など様々な問題が含まれており、狭山事件は冤罪事件として現在も続いているそうです。

以上が「となりのトトロ」のモデルになったとされる「狭山事件」についての概要です。

そう、「狭山事件」は殺人事件だったのです。この段階ではとても「となりのトトロ」のモデルになったとは思えません…

一体どうして「狭山事件」がモデルになったという恐ろしい都市伝説が生まれたのか?

モデルと言われる理由…それは「となりのトトロ」と「狭山事件」の不可解な共通点

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「狭山事件」がモデルだったという都市伝説が本当だったとして、あの姉妹の笑顔溢れる素敵なアニメーションからはとても想像がつきません。

しかし、ネット上には「狭山事件」がモデルとされたことを裏付ける、いくつかの根拠が挙げられていました。

ここで「狭山事件」と「となりのトトロ」、4つの共通点について見ていきましょう。

ポイント①:「狭山事件」が起こったのは5月

「狭山事件」が起こったのは1963年の5月1日でした。

サツキ=皐月、メイ=May と、「となりのトトロ」の姉妹の名前も5月を表しています。

どちらも5月というところが共通点です。

もし事件発生が6月だったらジュン(June)とムツキ(睦月)だったのでしょうか…

ポイント②:埼玉県内の「となり」で事件は起こっていた

「狭山事件」が起こったのはその名の通り、埼玉県狭山市でした。

そして「となりのトトロ」の舞台になっているのは埼玉県所沢市。所沢市は狭山市の「となり」なのです。

サツキたちが引っ越しの荷ほどきをとなりのおばあちゃんに手伝ってもらっている際「狭山茶」と書かれたダンボールもありました。

出典:https://ghibli-animetoshidensetu.net

また、サツキとメイの母親が入院をしていのは七国山病院という病院でしたが、モデルになった病院は「八国山」という緑地にある病院で、狭山湖に面しているそうです。

実は物語冒頭、サツキたちが乗っていたトラックと八国山行きのバスがすれ違っていたのは気がつきましたか?

映画タイトルにも「となりの」というキーワードがありますし、モデルになってるかも!?と思えてきますね。

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ポイント③:妹が行方不明になって姉が懸命に捜索

「狭山事件」で被害者となった16歳の少女にはお姉さんがいました。行方不明になった時は家族総出で、もちろんお姉さんも必死で妹を探していたそうです。

「となりのトトロ」でもクライマックスのシーンでは、姉のサツキが裸足になりながら必死であちこち走り回って迷子になってしまった妹のメイを探しています。

被害にあった家族の姉妹がサツキとメイのモデルになっているのでは…ということです。

確かに、池に浮かんでいたサンダルから一時はメイが池に落ちて死んでしまったかもしれない、という不安を煽るような描写もありました。

」を想像させるシーンは殺人事件のモデルならではなのでしょうか?

ポイント④:姉の発言から「猫バス」がモデルになった?

「狭山事件」で少女が遺体となって発見されてしまった際、お姉さんはあまりのショックに気をおかしくしてしまったそうで「猫の化け物を見た」などと不思議な発言をしていたそうです。

一気に都市伝説っぽくなってきましたが、本当に不思議な生き物は存在したのか?

そして「となりのトトロ」で猫の化け物といえば、そう、猫バスですね。お姉さんの発言がモデルとなって猫バスが生まれたのか?

猫バスが登場する際に流れる軽快かつ楽しげな音楽からはとても想像ができません。

いかがでしょう。まさかこんなに共通点があったとは驚きです。

これらの根拠から「狭山事件」が「となりのトトロ」のモデルになったという都市伝説が生まれたのです。
   

「となりのトトロのモデル」=殺人事件という都市伝説は本当なのか?

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これだけ根拠が揃っていると、「狭山事件」がモデルになったという都市伝説も事実のように思えてきてしまいます。

都市伝説の根拠として挙げたポイントの中身を少し考えてみましょう。

ポイント③や④に挙げたお姉さんの言動ですが、当時の記録としてはっきり残っているものはないそうです。

もしかしたら「となりのトトロ」に寄せて都市伝説として成り立たせるための脚色では?という意見もありました。

もしも脚色だったのならば、考えた方の想像力に脱帽です…「となりのトトロ」の映像、セリフ、隅々まで見尽くしたのでしょうね。

「姉妹」だけ抜き出すとサツキとメイにも当てはまりますが、被害者の女性には兄も居ましたし、少女は当時16歳。「となりのトトロ」のサツキとメイとは小学校6年生と4歳。

モデルにしたとしても、年齢は少しズレていますね。このようによく考えてみると、都市伝説の中でも検討が必要な部分が出てきました。

ただ「狭山事件」と「となりのトトロ」は完全に一致しているとは言えないものの、全くモデルにはしていないとも断定できません。むしろ全て露骨に一致させてしまっては芸がないというか、社会問題にも繋がり兼ねません。

宮崎監督が「狭山事件」にまつわるヒントをちりばめて、事件の真相を解いて欲しいからと都市伝説になるように意図的に仕向けたなんて説もあるほど。

一応スタジオジブリ公式のジブリ日誌の中で、「トトロに死神という設定はない」ということが広報部からの正式な回答として記載してありました。

「となりのトトロ」には原作はなく、宮崎駿監督のオリジナルストーリーだと宮崎監督自身が明言しているのです。

しかし、そのジブリ日誌が描かれたのは5月1日。なんと「狭山事件」が起こったのも5月1日。

これはただの偶然なのでしょうか。

この都市伝説の真偽、何かをモデルにして「となりのトトロ」のストーリーを作ったかどうかの真相は宮崎監督のみぞ知るところなのです。

まとめ

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となりのトトロと狭山事件」についての都市伝説を考察してきましたが、いかがでしたか?

この都市伝説はかなり有名で、殺人事件がモデルになったことから派生として、トトロの死神説や、既にサツキとメイは死んでいるという都市伝説も密かに囁かれています。

「となりのトトロ」が今もなお絶大な人気を誇っていることと、インターネットの普及によってここまでの深読みがなされて都市伝説として成り立ったのか…真偽は定かではありません。

とは言え、「となりのトトロ」は幸せいっぱいのストーリーとして子供の頃から楽しんできた映画です。

「狭山事件」という殺人事件がモデルだったという恐ろしい都市伝説は、個人的には嘘であって欲しいなと思っています。

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