©︎1988 Studio Ghibli

キャラクターたちの愛らしい姿と家族の絆が描かれた「となりのトトロ」。

あのモフモフで一回は触ってみたくなるトトロが「死神」という都市伝説があるのをご存知ですか?

トトロは死神でメイは地蔵になった・・!?早速、都市伝説の中身を見てみましょう。

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地蔵に「メイ」の文字が見える!?地蔵の都市伝説とは

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「となりのトトロ」の都市伝説の中に「サツキとメイは作中で命を落としたという説があります。

その都市伝説の根拠の1つとして挙げられているのが、メイと一緒に映る地蔵です。

自分で収穫したトウモロコシを病気のお母さんに届けようと、たった1人で病院に向かったメイ。

しかし病院までの遠い道のりを4歳のメイが歩けるはずもなく、迷子になってしまいます。

日も暮れてきて心細く、途方に暮れるメイは草むらに座り込んでしまいます。

その横には地蔵が。都市伝説では地蔵に「メイ」の名前が書かれているというのです。

地蔵をよーく見てみると「文字のようなもの」が見え…なくもない?

画像からは地蔵に名前が書かれているかはなかなか判断できません。

映画の中でもこの地蔵が写っているシーンはほんの少し。

都市伝説の通り、本当に地蔵に文字が書いてあるとするのなら見つけた方のただならぬ執念すら感じます。

ここからメイは実は亡くなっていて、彼女を祈念するために「メイ」と掘られた地蔵が存在するとの都市伝説が生まれたようです。

地蔵は「となりのトトロ」の中で他の場面にもいくつか出てきます。

学校の帰りに土砂降りになってしまった際、2人が雨宿りをさせてもらうために入ったのも地蔵のところでした。

また、お父さんをバス停に迎えに行った際にも一瞬ですが地蔵が映りました。

このように「となりのトトロ」の中には地蔵が映るシーンが多く、地蔵に何か意味があると考えたくなってきますね。

地蔵に関する都市伝説が生まれたのも不思議ではありません。

トトロは死神で、メイたちを「死後の世界」に連れていった?

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そして、メイと地蔵の都市伝説で必ずセットで出てくるのは「となりのトトロの死神説」です。

今や「となりのトトロ 死神」と検索してみると、とてつもなく恐ろしい形相のトトロのイラストが出てくるほど…死神のように大きなカマを持ったイラストも存在します。

しかし、なぜトトロが死神という都市伝説が出てきたのでしょうか?

都市伝説の発端の1つとされるのはサツキのセリフです。メイが初めてトトロに会ったときにサツキに報告すると「トロルのこと?」と聞き返していたのです。

トロルとは北欧の国々を中心に様々な姿かたちで伝えられている妖精のこと。

妖精と言えば可愛いイメージですが、トロルの場合には巨体で毛むくじゃら、子供をさらっていくなどと言われている国もあるので可愛いとは言い難い存在ですね。

そのことから「となりのトトロ」に出てくるトトロ=トロルもメイたちをさらって行ってしまうというイメージなのでしょうか 。

死神まではいきませんが、子供たちを拐うなんて怖いですね。

また「となりのトトロ」の設定としてトトロが誰にでも見えるわけではないという点も、死神の都市伝説が広まった要因かもしれません。

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サツキたちはトトロにも会えて「ねこバス」の姿も見えていましたが、おばあちゃんやメイを一緒に探していた子供には「ねこバス」の存在は見えていませんでした。

そこから、死期が近い人や死んでしまった人にしか見えないのでは…という考察から死神の都市伝説が囁かれるそうです。

「となりのトトロ」で「」を想像させるシーンというと、やはり迷子になったメイを探しているときに池でサンダルが見つかったシーンです。「となりのトトロ」の中で一番ドキッとなる場面ですね。

おばあちゃんがメイのものだと思ったサンダルを見たサツキは「メイのじゃない!」と否定します。

そしてその時のサツキの表情に注目してみると…少し笑っているようにも見えます。

これは「メイのものではなかった」ことによる安堵感から来るものなのか。

はたまた、実はサンダルはメイのもので「死を確信してしまった」。

それで心配かけないようにわざと微笑み、その足でトトロ(死神)の元へ向かい「メイのところ(死の世界)に連れてって!」と頼んだ。

そう考察する人までもいます。

また、タイトルの「となりの」というワードについても「死は常に”隣合わせ”である」と解釈している説もあり「となりのトトロ」の死神説を強めているようです。

トトロと死神は結びつかないと思っていたのに…

こうやって考えていくと死神の都市伝説も間違っていないのかもと思えてきてしまいます。

死神の都市伝説を裏付ける、となりのトトロの『続編』

出典:http://www.ghibli-museum.jp/cinema/works/#meitokonekobasu

もう1つ、「となりのトトロ」の死神説が唱えられる理由になったものがあります。

メイとこねこバス」というタイトルを聞いたことはあるでしょうか?

三鷹の森ジブリ美術館の中で放映されている15分ほどの短編アニメーションです。

「となりのトトロ」の少し後を描いており、メイも少しお姉さんに感じられます。

タイトルの通り仔猫のねこバスが登場し、メイと仲良くなって塚森へ行った先には懐かしのトトロが!

そしてそのとなりには、何とたくさんのお化け

お化けたちはとてつもなく大きいねこバス「ネコばあちゃん」に乗って空へと登っていきます。

この様子から「ねこバス」は極楽へと向かうバスで、トトロ=お化けたちを導く役割だと判明しました。

トトロが”死神”として連れていくわけではないものの、確かに「死の世界」と関連があったのです。

こうなると「となりのトトロ」は死神だと言う都市伝説が生まれたのにも納得です。

ちなみに美術館の短編アニメーションは何作か存在し、月替わりで放映されます。

「メイとこねこバス」の人気が凄まじく、放映月には全くチケットが取れない時もあるんだとか。

「となりのトトロ」の続編となれば一度は見てみたいもの。

本作がいかに大勢のファンから愛されているかが、こんなところでも実感できてしまいますね。

まとめ

©︎1988 Studio Ghibli

というわけで、今回は「となりのトトロ」のトトロにまつわる死神説、メイと地蔵の関係について囁かれる都市伝説を検証しました。

まさかトトロから「死神」なる単語が出てくるとは思いもしませんでしたが…

メイと地蔵の都市伝説はまだ明確な根拠は見つかっていないとのこと。

今後また新たな情報が出てくるのを待ちましょう!

メイと地蔵の関係に着目しながら、もう一度作品を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

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