1995年に公開された近藤喜文監督の長編アニメーション。

中学3年生の、ときにほろ苦く、ときに甘酸っぱい、そんな思いが痛いほどつたわってくる青春物語です。
この記事では映画「耳をすませば」のネタバレあらすじ、結末や感想についてご紹介します。

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映画【耳をすませば】の作品情報

©東宝
制作年(国名) 1995年(日本)
公開日 1995年7月15日
上映時間 112分
ジャンル ジブリ
監督 近藤喜文
主要キャスト 本名陽子
高橋一生
立花隆
室井滋
露口茂
小林桂樹
配給会社 東宝

映画【耳をすませば】のロケ地


東京都 多摩市 聖蹟桜ヶ丘

長い階段が印象的ですね。
すぐそこにありそうな街並みに、親近感がわきます。

映画【耳をすませば】の主題歌

本名陽子「カントリー・ロード」

映画【耳をすませば】の過去視聴率は?

2008年2月22日: 15.1%
2010年7月9日 : 16.7%
2013年7月5日 : 13.3%
2017年1月27日: 14.5%
2019年1月11日: 11.4%

公開から25年がたっても11%台をキープ。
いつの時代でも共感が得られる映画です。

映画【耳をすませば】の評価

3.9/5

予告編・予告動画

予告編(海外版)

作品概要

原作は少女漫画雑誌『リボン』に連載されていた、柊あおい作の『耳をすませば』

少女漫画ならではの、わかりやすい恋もあり、思春期の悩みもあり、共感せずにはいられないストーリー展開です。

登場人物(キャスト)

月島雫/本名陽子

主人公。中学3年生の少女。本を読むことが好き。

天沢聖司/高橋一生

中学3年生の少年。バイオリン職人を目指している。

バロン/露口茂

「地球屋」にある猫の置物。雫の書く物語に登場する。

西司朗/小林桂樹

アンティークショップ「地球屋」の主人。孫は聖司。

映画【耳をすませば】のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

ネタバレ注意

ここから先はネタバレを含みます。まだ知りたくないと言う場合はご注意ください。

映画【耳をすませば】のあらすじ【1/4】

月島雫は中学3年生の少女。明るい性格で、友人も多くいます。
そして、何より好きなことは本を読むこと。

大好きな本を読んでいるとき、雫はあることに気づきます。
借りてくる本の図書カードにいつも同じ名前があるのです。

その名前は「天沢聖司」。
雫はその人がどんな人か、気になって仕方なくなります。

ある日、雫は友人の夕子と家に帰っている途中に、忘れ物したことに気づきます。
さっきまで夕子と座っていたベンチに、本を置き忘れたのです。
雫は、ベンチに急いで戻りますが、そこにはひとりの少年が座っていました。
そして、手に持っていた雫の本を返し、「コンクリートロードはちょっとね、、」と嫌味を言って去っていきます。
少年は、本に挟まっていたメモを見ていたのです。それは、雫が冗談半分で作った「カントリーロード」の歌詞でした。
雫はバカにされたような気持ちになり、イライラしながら家に帰っていきました。

映画【耳をすませば】のあらすじ【2/4】

雫は、父が働いている図書館に行くために、電車に乗っていました。
その電車には、ふてぶてしい猫がいたのです。雫はその猫のことが気になり、後を追いかけて行くと一軒の店にたどりつきました。

その店は「地球屋」というアンティークショップで、気のいい西という主人がいました。
雫はお店に並んでいた猫の置物、バロンに心を奪われます。
その時、12時の鐘が鳴りました。
雫は大切なことを思い出します。父にお弁当を渡す用事があったのです。

大急ぎで図書館に向かう雫。すると、自転車に乗った少年が雫にお弁当を渡します。
「地球屋」にお弁当を置き忘れていたのです。雫は少年を見ておどろきます。
ついこの前、ベンチで雫をイライラさせたその人だったのです。

ある日のこと、雫はバロンをもう一度みたいと思い、「地球屋」を訪れます。
そこでまた、あの自転車の少年に出会うのです。

少年は店の主人の孫で、地下の部屋でバイオリンを作っていました。
雫は尊敬のまなざしでバイオリンを作っている少年をみつめます。

そこで、自己紹介をした雫と少年。店の主人の孫で西という苗字だと思っていた雫はおどろきます。少年の名前は、図書カードで度々目にした「天沢聖司」だったのです。

映画【耳をすませば】のあらすじ【3/4】

聖司との距離が少し近くなり嬉しい気持ちがある一方、雫は焦りをかんじていました。
同じ歳の聖司が、バイオリン職人という夢を持って進んでいるにも関わらず、雫は夢に向かって全く進んでも考えてもいなかったのです。

聖司がバイオリン作りの修行のため、イタリアへ留学が決まった日、雫はあることを決心します。
それは、聖司が日本に帰ってくるまでに、物語をかきあげることでした。
そして、雫はひたすら机に向かいます。学校の成績が大きく落ちても、雫は物語をかくことをやめませんでした。

ようやく物語が完成したその日、雫は「地球屋」に向かいます。
店の主人の西に、最初の読者になってもらうためです。

西が物語を読むあいだ、雫は居ても立っても居られず店の前で西を待ち続けます。
そして、西の感想を聞くときがやってきました。

西は雫に、「あなたはステキな原石をもっている。時間をかけて磨けばいい。」と伝えます。
雫はその場で涙がとまらなくなります。

また、あることを西は言いました。雫のかいた物語には、バロンが登場します。その話は偶然にも「地球屋」にバロンがやってきたいきさつと、とても似ていたのです。

映画【耳をすませば】のラスト・結末(ネタバレ)【4/4】

雫が物語をかきおえた次の日の朝、雫は何気なく窓の外を見ます。
すると、自転車に乗った聖司が雫の家の前にいるのです。

おどろいた雫はいそいで聖司のもとにかけよります。

ふたりは、自転車で高台へ向かいます。
聖司は高台から見えるキレイな朝日を雫に見せたかったのです。

中学を卒業したらバイオリン作りの修行に出ると決めた聖司。
「好き」だけでは伝わらない、と聖司がえらんだ雫への言葉は
「今すぐじゃないけど、結婚してくれないか?」でした。

雫も同じ気持ちだと聖司に伝えます。

聖司はその返事に大喜びして、「雫、大好きだ!」と思わず抱きしめるのです。

映画【耳をすませば】のココが見どころ↓

カントリーロードを聴くと思い出す心温まる演奏会

© 1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH
聖司のバイオリン演奏と雫のカントリーロードの歌声をきき、
つぎつぎと集まるヴィオラやリュートの演奏者。
照れくさそうにうたう雫が印象的で、心温まるシーンです。

思春期の雫の気持が痛いほど伝わってくる

© 1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH

自分の書いた物語を「地球屋」の主人の西に読んでもらう雫。
感想が気になり、雫は家に帰らずその場で待ち続けます。
中学3年生ならではの不安や焦る気持ちがヒシヒシと伝わってきます。

猫のバロンが登場する2つの映画

© 1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH

雫が書いた物語に登場する、「地球屋」にある猫の置物バロン。

実はこのバロン。2002年に登場したジブリ映画『猫の恩返し』にも出ているのです。
雫が書いた物語という設定の『猫の恩返し』は『耳をすませば』の関連作的な位置づけなのです。
続編をつくらないことで有名なジブリ作品において、とても珍しいケースだと言えます。

感想・レビュー・口コミ

まとめ

いかがでしたか?今回は映画「耳をすませば」のネタバレあらすじ、感想などについて見てきました。

2020年に『耳をすませば』は実写映画化。
映画公開から25年たってもなお、雫と聖司の青春ストーリーは色あせず注目され続けています。

ではまた次回!

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