構想に16年、制作に3年をかけたというスタジオジブリの超大作!
恨み・憎しみは何を生むのか。人間と自然、共に生きることはできるのかという壮大なテーマを扱った作品。戦いのシーンで生々しい描写がありますので、大人向けのアニメーション映画です。

今回も映画【もののけ姫】のあらすじやネタバレ、そして歴代視聴率を見ていきましょう!

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映画【もののけ姫】の作品情報

©︎東宝
制作年(国名) 1997年(日本)
公開日 1997年7月12日
上映時間 133分
ジャンル ジブリ
監督 宮崎駿
主要キャスト 松田洋治
石田ゆり子
田中裕子
小林薫
美輪明宏
森繁久彌
配給会社 東宝

映画【もののけ姫】のロケ地

屋久島


屋久島がモデルになったことはとても有名ですね。大きな木々が聳え立ち、神聖な雰囲気です。

白神山地


シシ神の池のモデルになったと言われるのが白神山地。
屋久島も白神山地も、日本で最初にユネスコ世界遺産の認定を受けた地です。

タタラ場


エボシが治めるタタラ場のモデルとなったのは島根県にある「菅谷たたら」。

映画【もののけ姫】の主題歌

『もののけ姫』
作詞は宮崎駿監督、作曲・編曲は久石譲さん。
歌ったのは米良美一さんでした。まるで女性のような美しいハイトーンの歌声が公開当時大きな話題となっていました。

映画【もののけ姫】の過去視聴率は?

2010年01月08日 18.4%
2011年07月01日 15.9%
2014年07月04日 21.9%
2016年08月05日 15.1%
2018年10月26日 12.8%

2〜3年おきにTV放送されていますが、20%近い視聴率の回もあり、公開から20年以上経った今も根強い人気を誇っています。

映画【もののけ姫】の評価

4.1/5

予告編・予告動画

「もののけ姫」予告編

作品概要

タタリ神から受けた呪いを消す旅を出た青年アシタカと、幼少期に山犬に育てられたもののけ姫・サンが出会い、人間と自然との対立を描いた壮大なストーリー。

糸井重里さんが作成したキャッチコピーは「生きろ。

登場人物(キャスト)

アシタカ/松田洋治

蝦夷(エミシ)の村に住む青年。将来は一族の長になることを期待される。
誠実な人柄、そして優れた弓術と身体能力でタタリ神から村を救った。しかし、タタリ神から死の呪いを受けてしまったことにより、村を出ていくこととなる。

サン/石田ゆり子


人間の少女だが、人間を嫌っている。シシ神の森に住み、山犬たちと行動を共にする。モロによると、サンは森に進入してきた人間たちが生贄として寄越した子だという。モロは本当の娘のように可愛がっている。

エボシ御前/田中裕子

タタラ場の女主。売られた女たちを買って仕事を提供し、重病人たちも匿っていることから住人たちからの信頼は厚い。石火矢を作ることを目的に砂鉄を入手すべくシシ神の森を切り崩そうとしている。

モロの君/美輪明宏

300歳の巨大な犬神。ヒトの言語を理解し、会話することができる。家族である2頭の山犬と同様に、サンに対しても実の娘のように育ててきた。森を犯すエボシを憎んでいる。

ジコ坊/小林薫

アシタカにシシ神の森のことを伝えた人物。不老不死だというシシ神の首を狙っており、エボシに協業を持ちかける。1本脚の下駄を履き、驚くべき身体能力で山の中を走り回る。

シシ神(ディダラボッチ)

命を与えもし、奪いもする山の神。彼の首は不老不死のパワーを持っているという話しから、命を狙われている。昼はシカのような体型をした動物の姿だが、夜になるとディダラボッチの姿となり、森を徘徊する。ディダラボッチの姿のまま朝日を浴びてしまうと消滅してしまう。

乙事主/森繁久彌

巨大な猪神。500歳の老齢で、視力がない代わりに優れた嗅覚を持つ。一族であったナゴの守がタタリ神となってしまったことを受け、鎮西(九州)から海を渡ってやってきたという。

映画【もののけ姫】のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

ネタバレ注意

ここから先はネタバレを含みます。まだ知りたくないと言う場合はご注意ください。

映画【もののけ姫】のあらすじ【1/4】

蝦夷の村の青年アシタカは森に異変を感じでいました。
何か得体の知れない物がいる、と。

その正体はタタリ神でした。タタリ神はアシタカの村を襲おうと物凄い勢いで駆け下りていきます。アシタカは村を守ろうとタタリ神の目に矢を射ち、なんとか暴走は食い止められました。

しかしアシタカは右腕にタタリ神の呪いを受け、大きな痣となってしまいました。

村の巫女、ヒイ様によるとその痣はやがて身体中に広がり、アシタカを殺すだろうと言います。

タタリ神の身体からは鉄の(つぶて)が見つかっていました。タタリ神は元々巨大な猪。礫を撃ち込まれたことで人間への憎しみが増大し、タタリ神になってしまったとヒイ様は言います。

タタリ神とはいえ、神様に手を出してしまったアシタカは村をでなければなりませんでした。タタリ神が来た西へ向かい、呪いを解く方法を探すべく、相棒の大カモシカ、ヤックルに乗って旅に出ます。

道中、アシタカが上手く買い物ができずに困っていたところをジコ坊という男が助けに入りました。ジコ坊は西の方にあるというシシ神の森について教えてくれました。そこでは生き物は太古のままの姿の巨大な身体を持って生きていると言います。

それを聞いたアシタカはシシ神の森を目指すことにしました。途中、川で休んでいると上流から流されてきて瀕死状態だった男たちを見つけ、村まで送り届けることにしました。

彼らはタタラ場という村に住んでいました。ここでは女性リーダーのエボシを筆頭に鉄を使った石火矢という鉄砲を作り出し、山から降りてくる獣たちや鉄を狙ってやってくる侍たちと戦っていました。

エボシたちが鉄を作り続けるためには砂鉄が不可欠で、そのためにシシ神の森を削らなければなりません。そのことに対して森に住む「もののけ」達は怒り、エボシたち人間を怨んでいるというのです。

アシタカの村を襲撃したタタリ神も元はシシ神の森に住んでいたナゴノ守という猪でした。エボシが放った礫が原因でタタリ神となってしまったことを知ったアシタカ。

これ以上恨まれるようなことはするなと伝えますが、エボシたちの生活を支えるために止められないとのこと。実際に、タタラ場の村人たちはエボシによって仕事や食料、安全な環境を与えられており、エボシは村人たちの希望そのものでした。

映画【もののけ姫】のあらすじ【2/4】

その夜、大きな白い山犬2頭を連れた人間の少女がタタラ場を襲ってきました。少女の名前はサン。山犬の神であるモロの君から実の家族のように愛情を受けて育ったのです。

サンたちは自然を壊し続ける人間、特にその指揮を執るエボシを狙って来たのです。しかし石火矢によってサンたちは窮地に追い込まれてしまいます。

サンとエボシの戦いの間に入ったのはアシタカでした。アシタカはサンを気絶させて肩に担ぎ、タタラ場を出ようとします。しかし放たれた石火矢がアシタカの腹を突き抜け、重症を負ってしまいますが歩き続けました。

アシタカはサンを抱えながら山犬2頭と森へ向かいました。途中で気がついたサンはアシタカを殺そうとします。しかし「そなたは美しい」という思いがけないアシタカの言葉に動揺し、後退りしてしまいます。

サンはアシタカをシシ神様のところへ連れていくと決めました。シシ神様にアシタカを生かすべきか殺すべきかを委ねたのです。誰も居なくなったあと、シシ神はアシタカの元へやって来て、お腹の傷を瞬時に治して行きました。

次の朝、サンは「シシ神様が生かしたからアシタカを助ける」と言い、介抱を始めました。

その頃、森の中には猪の大群が押し寄せていました。猪の神、乙事主(おっことぬし)が一族からタタリ神に成り果てたナゴの守を嘆き、人間への復讐を考えていたのです。

同じ時、タタラ場には全身を赤と白の衣服で覆った奇妙な男たちが集まっていました。彼らを率いるのはジコ坊。シシ神を殺し、不老不死の力があるとされる首を持ち帰るという命を受けていたのです。

シシ神が居なくなれば森からの邪魔はなくなり、鉄を作り続けられると考えたエボシはジコ坊たちとの協業を決めます。

映画【もののけ姫】のあらすじ【3/4】

サンの介抱のおかげで、アシタカは徐々に回復していきました。ある夜、寝床を出るとそこにはモロの姿が。

サンをヒトの世界に戻したいと考えていたアシタカはモロに訴えます。しかしモロは「黙れ小僧!」と、一蹴。人間には棄てられてしまい、山犬にもなりきれない惨めな少女をアシタカに救えるのかと問います。
アシタカは明確に答えは出せませんでしたが、1つだけ、共に生きることはできると確信していました。

ついに森と人間との争いが始まってしまいました。
乙事主率いるの猪の大群はまさに猪突猛進。ひたすらに走り抜けて人間たちを蹴散らしていきます。しかし人間たちも武器を使って応戦します。爆弾を仕掛け、猪たちを次々に吹き飛ばします。

争いに気がついたアシタカはエボシに戦いを辞めるよう訴えますが、エボシは聞く耳を持ちません。エボシは傷を追った乙事主が回復のためにシシ神の元へ行くと予想し、乙事主の後を追いました。

エボシの予想通り、シシ神の元へ向かっていた乙事主。横にはサンが一緒に走っています。しかしその途中、乙事主に異変が。この戦いを通して人間への憎しみが増大し、タタリ神になろうとしていたのです。サンは食い止めようとしましたが気絶させられてしまい、タタリ神の一部として吸収され始めていました。

乙事主がシシ神の池に到着すると、そこに待っていたのはモロ。乙事主の体に噛みついてサンを引き剥がし、アシタカに託します。老いて力尽きたモロはその場に倒れてしまいました。
そこへシシ神がやってきて、乙事主の鼻に触れたかと思うと、乙事主は倒れてしまいました。命を吸い取ったのです。そのままシシ神が夜の姿に変身しようとしたところを、エボシの石火矢が撃ち抜きました。

映画【もののけ姫】のラスト・結末(ネタバレ)【4/4】

首が飛んだシシ神の体から謎の液体が飛び散りました。それに触れてしまったものは命を吸い取られてしまいます。

首のないディダラボッチが現れ、ジコ坊たちが持つ首を追い回しますが、巨体が森を歩く度に木々が死んでいってしまい、山は枯れ果てていきました。

その騒動の最中、モロがエボシの腕を噛みちぎりました。最後の力を振り絞って、復讐を果たしたのです。

サンは森が死んでしまうと絶望しますが、アシタカは諦めていませんでした。ジコ坊たちを追って、シシ神の首を返そうと考えたのです。サンと協力しながら山の中を駆け抜けてジコ坊たちに追いついたアシタカ。嫌がるジコ坊を説得し、シシ神に首を返すことに成功しました。

しかし首を返したと同時に朝日が。ディダラボッチは朝日を浴びると倒れ込み、何もかもを吹き飛ばすような強風を巻き起こしました。

風が収まると、枯れ果てた山には新たな息吹が生まれ始め、あっという間に一面が草原となりました。
気絶していたアシタカが目を覚ますと、腕の痣が薄くなっていました。
これはきっとシシ神からの「生きろ」というメッセージなのだとアシタカは解釈します。

エボシは片腕になった状態でしたが生き延びていました。新たに村を作り直し、良い村にしようと決心していました。

アシタカもタタラ場で生きる選択をしました。
サンにも一緒に生きようと誘いますが、アシタカのことは受け入れられるがヒトは許せないと言い、森に残ることを決めました。

アシタカは「必ず再会しよう」と約束し、それぞれの道を歩み始めました。

映画【もののけ姫】のココが見どころ↓

ジブリファンにはお馴染みの豪華声優陣

©︎1984 Studio Ghibli ・ H

主人公、アシタカの声を務めた松田洋治さんは『風の谷のナウシカ』のアスベル。同じくサン役の石田ゆり子さんは『平成狸合戦ぽんぽこ』のおキヨさん。ナウシカの声を担当した島本須美さんも出演していますので、誰の声かを考えながら観るのも楽しみ方の1つですね。

人と自然の共存をテーマにした壮大なストーリー

©︎1997 Studio Ghibli・ND

人間と森が共に生きることを常に考えていたアシタカ。
誰もが無理だと思っていることに対して疑問を持ち、強い信念を貫くことの大事さを教えてくれます。

女性の強さ

©︎1997 Studio Ghibli・ND

エボシが率いるタタラ場の女性たちの強さが印象的です。
男性に頼らずとも生きていけるように、日々力をつけ、武器の使い方も学んでいます。
製鉄所に女がいるなんて、と言われていた当時の時代背景を考えるともの凄い改革です。

感想・レビュー・口コミ

https://twitter.com/Yusuke_Asano/status/1237253058507112448?s=20
私も初めて観たのは小学生で、当時は全然意味がわかりませんでした・・。
しかし大人になって改めて観ると、なんて壮大な物語なんだろうと衝撃を受けました。


確かに、いわゆる時代劇とは全く登場人物が異なりますね。宮崎駿監督のこだわりが見えます。


もののけ姫の制作にあたっての背景や裏話がこれでもかと詰まっています。


そんな設定が・・・!?これは初めて聞いたので驚きました。

まとめ

以上が映画【もののけ姫】のあらすじやネタバレ、歴代視聴率になります。

レビューにもありましたが『もののけ姫はこうして生まれた』を観てから改めて観賞いただくと、製作陣の苦労や物語の背景の理解が深まり、更に楽しめるかと思います。
手に汗握る壮大なストーリーをお楽しみください。

ではまた次回!

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