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スタジオジブリ作品きっての青春物語「耳をすませば」。
中学3年生の月島雫と天沢聖司の成長と恋模様を描いた物語ですが、
ヒーローの天沢聖司がストーカーではないかという衝撃的な説が浮上しています。
「イケメンキャラなのにストーカー…!?」
「耳をすませば」での彼の行動を振り返って、ストーカー説を検証してみましょう!
ストーカー説その1:雫が読みそうな本を先回りチェック
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月島雫と天沢聖司が「耳をすませば」の中で出会うきっかけになったのは「図書館の本」でした。
まさに「読書の虫」という言葉がぴったりの月島雫は、夏休みに20冊は読むと決めていました。
いつものように本を読んでいると、貸し出しカードにあった「天沢聖司」という名前に目が止まります。
そして借りてきた他の本のカードを見ても、、やはり同じ名前が書いてあったのです。
こんなに本が好きな自分より先に借りて読んでいる。
「天沢聖司ってどんな人なんだろう?」
そう興味を持ったことから物語が始まりました。
が、しかし!
「耳をすませば」の後半で明らかにされますが、
実は天沢聖司はずっと前から図書館で月島雫の存在に気がついていました。
そして彼女の読書量に負けまいと、雫が借りそうな本を先読みして自分の名前を残していたのです。
後に知ることになりますが、図書館ですれ違ったり、隣の席に座ったこともあるのだとか。
このあたりが「ストーカーでは?」と疑われてしまうポイントでしょう。
興味があったのなら、声をかけてみれば良いのに…
相手の思考を先読みして本をありったけ読み、その全部に名前を残すなんて…これは重い。
ストーカーと呼ばれてしまっても仕方がない気もします。
まぁいくらヒーローとはいえ中学生の男の子なので、恥ずかしさもあったのかもしれませんね。
一見ロマンチックに感じる「耳をすませば」の主人公たちの出会い。
でも実は、天沢聖司の目論見通りだったのですね。
ストーカー説その2:「耳をすませば」のクライマックス!家の前で待ち伏せ
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「耳をすませば」のクライマックスといえば、やはり最後のプロポーズのシーンでしょう。
天沢聖司のお気に入りの丘へ雫を連れていき、朝日が照らす美しい風景を眺めながら
「結婚してくれないか!」と雫にプロポーズをするのです。
もちろん彼女もOKの返事をして、ハッピーエンドで「耳をすませば」が終わります。
とてもキュンキュンするプロポーズですよね!
この丘は実在していて「耳をすませば」のモデルになったロケ地として人気を集めました。
ところで、約束もしてないのに2人で早朝に丘に行けたのはなぜでしょうか?
その朝(というか夜中)、疲れていつの間にかベッドで眠ってしまった雫が、ふと目を覚ましました。
そしてまたふと窓を開けると、そこには自転車に乗った天沢聖司の姿が。
天沢聖司だったから良いものの、他の男性だったら完全にストーカーのシチュエーションですよね。
なぜこんな時間に彼がここにいるのか、全く理解ができずに驚く雫。
とりあえず駆け寄ると、天沢聖司はこう言いました。
「奇跡だ!本当に会えた!」
彼はバイオリン作りの修行をするため、中学を卒業したらイタリアに渡航する予定でした。
その準備のため2ヶ月間イタリアに行っていたのですが、早く雫に会いたくて1日早く帰ってきたのです。
そして早朝に彼女の家まで行き、心の中で「雫!」とずっと叫んでいたのだそう。
そうしたら雫が窓から顔を出したものですから、聖司もびっくりしていたのです。
早く会いたいがためとはいえ、日が昇る前の早朝に家まで行くという行動が、
やはりストーカーと呼ばれてしまうポイントだったのでしょうね。
「耳をすませば」内で見られる天沢聖司のツンデレ対応の数々
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ストーカー疑惑が出てしまう天沢聖司ですが、それはどれも雫を好きだという感情の現れなのでしょう。
振り返ってみれば「耳をすませば」の中でもストーカー的な行動の他にもツンデレな態度が多々見られます。
好きな女の子には意地悪したくなるという男の子の行動がよく現れていたなと思います。
たとえば、
雫が冗談で書いた「コンクリート・ロード」の歌詞を見た聖司は
「コンクリートロードはセンスないと思うぜ」と、嫌味なセリフを残していったり。
雫が忘れていった父親のお弁当を聖司が届けてくれたものの、
「おまえの弁当でかいのな!」と大声で言ったり。
雫と学校ですれ違っても完全に無視して挨拶もしなかったり。
かと思えば「耳をすませば」のテーマソングでもあり、
雫にとっても思い入れのある「カントリー・ロード」をヴァイオリンで即興してくれたりと、優しい一面もありました。
「耳をすませば」の中では聖司の心の中の描写は少ないのですが、
デリカシーのないセリフや態度、ストーカー的な行動は、どれも照れ隠しだったのかもしれません。
まとめ
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「耳をすませば」の主人公、天沢聖司のストーカー説についてご紹介しました。
万が一、雫が聖司のことを好きではなかったら本格的なストーカーになってしまいますが、
幸いにも2人は両思いでしたので、「耳をすませば」は胸キュンな青春物語になりました。
ストーカー説が出てしまう天沢聖司ですが、その夢はまっすぐで、やはりカッコ良い。
そんなまっすぐな姿に、雫も惹かれていったのだと思います。